トラリーのシンボル的存在「ブレナーヴィル風車」を観光

ブレナーヴィル風車

トラリーと言ったらこの風車が写る景色がもっとも有名だと思います。

アイルランド国内最大でこの種の風車ではヨーロッパの中で一番の高さを誇る”ブレナーヴィル風車”です。

 

 

 

風車の歴史

ブレナーヴィル風車は1800年にイギリスの入植者”ローランド・ブレンナーハセット(Rowland Blennerhassett)”によって建設され、トウモロコシ、小麦などを粉砕するための作業用風車として使用されていました。

1800年頃のアイルランドにはこのような風車が100個以上存在していましたが、現在では3つしか残っていません。

ブレナーヴィル風車は穀物をアイルランド国内とイギリスへの輸出のため、約50年間に渡り使用されてきましたが、1850年頃にはその役目を終え、取り壊されることはなかったものの、そのままの状態で放置されていました。

約30年後の1982年、トラリーの政府機関が風車を買い取り、町の観光名所にする目的で風車を当時の姿に復元することにしました。

1984年に作業を開始し1990年に完成、140年の時を越え、ブレナーヴィル風車は蘇りました。

 

ブレナーヴィル風車のツアーに参加

ブレナーヴィル風車

こちらが風車のある敷地内への入り口になります。

中に入ると受付があり、そこで料金を払って入場するんですが、ツアーに参加せず敷地内に入るだけ(風車内には入れないと思います)でしたら3ユーロで入れます。

最初は「ツアーは別にいいか…」、と思っていたんですが、受付のおばちゃんがめっちゃツアーを押してきたので参加することにしました。

今思えば、ツアーの料金は5ユーロだし、風車の中にも入れるし参加して良かったです笑

始めに風車に関する10分程度の映像を見てから、建物内にある資料を見て回りました。

 

建物内の資料

資料は風車に関するものはもちろんですが、アイルランド大飢饉時代に大活躍した船”ジーニージョンストン”の模型も飾られていました。

この船は移民のための航海を16回行い、航海中1人の死者も出さず2500人以上のアイルランドの人々を北米へと連れて行きましたが、当時の船、道具、技術で航海することはとても危険なことだったため、これは大きな快挙でした。

また、風車の名前にもなっている”ブレナーヴィル”とは風車のあるこの村の名前で、昔はトラリーの主要港として使われていた歴史があり、大飢饉時代は多くの住民がこの状況から逃れるため、この港から北米へと移りました。

 

※アイルランドからアメリカへの航海、またそのアイルランド移民の歴史については アイルランドからアメリカへ~アイルランド移民の歴史について~ で詳しく書きました。

昔のニューヨーク

アイルランドからアメリカへ~アイルランド移民の歴史について~

2019年3月23日

 

 

ツアーの内容

ツアーは特に時間の指定がなく、ある程度人数が集まったら始めるというラフなスタイルでした。

僕が参加した時は9人ほどで、ガイドさんの説明を聞きながら5階建てになっている風車内を回って行きます。

ガイドさんはとても陽気な方で、ツアーに参加していた子供達と上手く絡みながらツアーを進行していました。

ブレナーヴィル風車のツアー

昔は麦やトウモロコシを人力で石と石をこすり合わせて砕いていました。

でも、この方法では時間は掛かるし量も多く生産できない。

「じゃあ、風の力を使って大きな石を回そう!!」ということで、この風車が作られたんですね。

人間は本当に頭が良過ぎです。

ブレナーヴィル風車のツアー

風を受けて羽根が回り、その力がギアに伝わり、いくつかのギアを介して、大きな石を回します。

風車の羽根が付いている屋根(三角の部分)は360度回転する仕組みになっているので、風向きに合わせて羽根の向きを調節出来るんです!!すごい…

ツアーは約1時間ほどで終わり、そのあとは敷地内にある鉄道模型エリアを回れます。

 

おっちゃんが作る鉄道模型コーナー

鉄道模型

1891年から1953年の間、トラニーからディングル(トラニーから50キロ先にある町)までは蒸気機関車が走っていました。

この模型はそんな当時の様子を再現しています。

トラリー鉄道の昔の写真

この部屋の中には鉄道模型がぎっしり、天井の方にまで線路が作られていて、電車が何台も走っています(実際に動いています)

そして、スキンヘッドのおっちゃんが楽しそうにちょこちょこと模型をいじくっていて、仕事というか、趣味でやってるのかなと思うほどイキイキした顔をしていました笑

 

※アイルランドでも有数の自然の宝庫「ディングル半島」については ディングル半島に来たなら必ず行きたい観光スポット16選 で詳しく書きました。

ディングル半島

ディングル半島に来たなら必ず行きたい観光スポット16選

2017年8月4日

 

 

最後に

5ユーロ払っただけでここまでちゃんとしたツアーに参加出来るとは思っていませんでした。

そう考えると、とてもお得なツアーで勧めてくれた受付のおばちゃんにホントに感謝です。

僕は風車の用途について風力発電のためぐらいの知識しかなく、まさか製粉するために使われ、中がこんな構造になっているなんて全く知りませんでした。

(あとから調べましたが、風車の用途は細かく分けると150種類ほどあるようです)

英語での説明はやはり難しく理解出来ない部分は多々ありましたが、ガイドさんが目の前で実際に作業行程をやって見せてくれるので、とても助かりました。

●場所 ブレナーヴィル風車(Blennerville Windmill)

●詳しくは こちらのサイトよりご確認下さい。

 

最後までありがとうございました。

それでは、また!!

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ABOUTこの記事をかいた人

高校を卒業してから、そのまま就職。12年間働いていたが、そんな自分の人生に疑問を覚え、30歳前にして何の計画もないまま会社を辞め、海外に行くことを決意。理想の人生を強烈にもがきながらも追い求めています。そんな僕が、このブログを通して海外の魅力、文化、役に立つ情報など発信したいと思います。