今回僕が訪れたのは、北アイルランドで人気のある観光スポットの1つ「ダウンヒル」という海岸です。
ここには高さ36メートル以上の崖の上に立つ寺院や、かつてこの場所に住んでいたイギリス貴族の城などが残されています。
ダウンヒルへの行き方
ダウンヒルには無料の駐車場があり車で直接行くことが出来ます。バスや電車を使って行く場合はダウンヒルにバス停や駅がないので、一番近くの村「キャッスルロック」まで行って、そこから歩いて行く(30分)のが最も分かりやすい方法かと思います。
ダウンヒルハウス

Downhill House
この邸宅は18世紀にイギリスのブリストン伯爵4世のフレデリック・ハーヴェイによって建てられました。こんな場所にお家を建てちゃうぐらいだからスゴイ貴族だったんでしょう。
上の写真は1818年頃のダウンヒルハウスで、当時とても立派な邸宅だったことがよく分かります。
1851年には大きな火災が起き、建物のほとんどが焼けてしまいましたが、その後何度か修復作業が行われました。

中か外か分かりにくいですが、上の写真は一応中の写真です。仕切りはあるものの部屋や屋根などはほとんど残っていなく、見ただけでは何に使われていた建物なのかを判断するのは難しいです。
畜舎

ダウンハウスの近くにはいくつか建物があります。上の写真は鳥の飼育のために使われていた塔で、鳥から取れる羽毛は枕などに利用され、糞は肥料に、卵や肉は貴重な食料になっていました。
マッセンデン・テンプル

Mussenden Temple
こちらが高さ36メートルの崖の上に立つ寺院「マッセンデン・テンプル」で、ダウンヒルハウスのオーナーであるブリストン伯爵4世のフレデリック・ハーヴェイが、彼のいとこが使用するための図書館として建設しました。
テンプル(寺院)と呼ばれているのは、この建物の一部屋を使いカトリック教徒の司祭がミサを執り行っていたからです。

マッセンデン・テンプルから見る海の景色は最高です!!
この写真を見れば寺院が崖ギリギリに立っているのがよく分かりますが、崖は寺院建設当初から長い時間をかけ9メートルほど浸食されていました。
これ以上浸食が進めば寺院が崩れてしまうので、現在では補強がされています。
最後に

”ダウンヒル”という名前はあまりに耳にしないとは思いますが、この場所はとにかく景色が良く、北アイルランドの観光スポットとしてかなりオススメできる場所です。
北アイルランドはイギリス領、つまりアイルランドとは別の国になりますが、もとは同じ国で今でもしっかり陸は繋がっています。
したがって国境を越えても景色はもちろん変わることなくキレイなまま、緑の大地に広大な海、天気が良ければ青空付きです笑
アイルランドの海岸はとても良かったですが、北アイルランドの海岸も負けないぐらいとってもキレイでした!!
最後までありがとうございました。
それでは、また!!
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