ディングル半島に来たなら必ず行きたい観光スポット16選

ディングル半島

ディングル半島はアイルランドでも有数の自然の宝庫。

美しい海や山、またここにしかない貴重な観光スポットを見るために、毎年多くの観光客が訪れる人気の場所となっています。

僕は今回、町で自転車を借りてディングル半島を回りましたが、この2日間は大自然を思いっきり肌で感じられ、最高の思い出を作ることが出来ました。

ディングル半島を観光するなら車かツアーに参加するのが現実的だと思いますが、もし、時間とある程度の体力がある方には、自転車で半島を観光することをおすすめします。

 

※ディングルでの自転車レンタルについては ディングルの町のおすすめ観光スポット5選と格安ホステル3選 で詳しく書きました。 

ディングルの町並み

ディングルの町のおすすめ観光スポット5選と格安ホステル3選

2017年8月15日

 

 

 

羊たちのたまり場「イースクタワー」

Eask Tower

昼の12時に自転車を借りて町を出発、まずは少し遠回りして”イースクタワー”へ向かいました。

受付らしき建物を覗くと、すぐに目に入ったアダルト2ユーロの文字。

「入場料とんのかーい!!」

僕はこの時、現金を全く持ってなく、入場料の2ユーロさえありませんでした。

というのも、「普通に景色を見るだけだからお金なんて要らないだろう」と勝手に思い込んでいたため、手持ちの現金は宿代と自転車のレンタル代で使い切っていました。

やってもた…と思いながら受付に近づき中を覗くと誰もおらず、”ここにお金を入れておいて”と書かれた箱があるだけでした。

とりあえず、サイフの中の有り金をすべて投入し(1.5ユーロぐらい)中に入ろうとした時、向かいの家からおばちゃんが登場。

「お金入れてくれたー!?」

「すいません、一応入れたんですけど足りてないんです…」と頑張って説明すると許してもらえ、無事、中に入ることが出来ました笑

Eask Tower

自転車では入って行けないので、受付に自転車を置いてイースクタワーがある丘の上まで歩いて登ります。

※車で来ても駐車場があるので大丈夫です。

敷地内は観光地とは全く思わせない雰囲気、一面を覆う草原に、道を占領する羊たち、普通に酪農家の敷地の一部だと思います。

そして、気を付けないといけないのが羊のフン。

僕は2回踏みました。

Eask Tower

なんだこのドッシリした寸胴体型、抱きつきたくなっちゃいます。

塔の周りにはたくさんの羊たちがたむろしていましたが、僕が近づいて行くと、そそくさと逃げて行きました(何にもしないのに…)

イースクタワーは1847年に船やボートが港に入るための目印として建てられました。

塔に一本の木が横から刺さっているんですが、この木は港入り口の方向に向かって設置されていて、その入り口を船に知らせるための役割がありました。

そこそこ大きい塔ですが、入り口はなく、中に入ることは出来ません。

造られた当時からかなりの年月が経っているので、何度か手を加えられ、所々にコンクリートの様なもので固められた箇所があるものの、これだけの高さまで石を積み上げた技術はなかなか凄いと思います。

またレンガのように均等な形の石ではなく、大小形状も違った様々な石を使っているところが、不思議なところです。

「わざわざそんなバランスが悪くなるような石を使わなくても…」と思うんですが、なんせ170年前の搭なので仕方ないですね。

Eask Tower

この搭は高台にあり、ここからはディングルの町がよく見えます。

ディングルの町並み

イースクタワーから見るディングル

搭を見終わったあとは、靴にこびりついた羊のウンコを地面にこすり付けながら丘を下り、イースクタワーをあとにしました。

●場所 イースクタワー(Eask Tower)

 

ベントリービーチ(Ventry Beach)

Ventry Beach

ベントリー(Ventry)とはこのビーチがある小さな村の名前で、アイルランドでは3番目に長い海岸になります。

●場所 ベントリービーチ(Ventry Beach)

 

小さな砦跡「リング・フォート(Ring Fort)」

ディングル半島の遺跡

ここは地図にも載っていない場所なんですが、一応砦跡のようです。

入り口には”Ring Fort”と書かれた看板が立てられていて、受付もあり、小学校高学年ぐらいの子供が入場料を徴収していました。

冒頭でも書きましたが、僕はこのとき手元にお金が一切なく、そのことを彼に伝えると「全然いいよ!!」と二つ返事で返してくれました。

中に入って行くと「え~と、どれが砦跡…かな?」と思うほど建物がほとんど残っておらず、地面に埋まった岩と円形に彫られた地面のみ、といった感じでした。

ディングル半島のリング・フォート

このときここにいたのは僕と一組のカップルの3人だけで、かなりレアな観光スポットだと思います。

※場所は地図上に表示されていなかったので、載せられなかったんですが、”ベントリービーチ””ドゥーンベック砦”の間にあり、看板も上がっているのですぐに分かるはずです。

 

ドゥーンベック砦(Dunbeg Promontory Fort)

ドゥーンベッグ砦

こちらは鉄器時代に造られた石造りの砦です。

砦は海岸のギリギリの場所に建てられているため、建設された当時から現在までの間に崖は浸食され、砦の多くは海に落ちてしまいました。

最近では2014年に起きた嵐で砦の西側の壁の多くが海に落ち、砦は1度閉鎖されていました。

この砦の道路を挟んだ反対側にはレストラン、カフェ、お土産屋さんがあります。

ドゥーンベック砦の反対側のレストラン

料金(大人3ユーロ)を払ったあと、まずはレストラン横の視聴ルームにて砦に関する映像を見ます。

そのあと、崖の方に行き砦を見学するという流れになっています。

 

ここら辺でだんだん分かってきたんですが、ディングル半島の観光スポットはどこも入場料がかかるということ。

実はこの砦を見る時にも受付で入場料がかかると言われ、「実はお金持ってないんだ…ははは…」と言うと、「じゃあ無理だね」とあっさり言われました(あたりまえですが笑)

料金はどこも2、3ユーロと比較的安いのでいいんですが、お金を取りに行く”往復1時間半の道のり”がとても嫌だったんです!!

ただ、このあとを考えれば、お金は必ず必要になってくるので、体にムチを打って1度町に戻り、ATMでお金をおろしてから、またこの場所に戻って来ました(この時間ホント辛かった…)

ディングル半島の観光はカードが使えない場所がほとんどなので、現金を持って行くようにしましょう。

●場所 ドゥーンベック砦(Dunbeg Promontory Fort)

 

”蜂の巣”を意味する遺跡「ビーハイブハッツ(Beehive Huts)」

Beehive Huts

こちらも古い遺跡になります。

”Beehive”とは”蜂の巣””huts””小屋”を意味し、ディングル半島にあるどの遺跡も、セメントなどを一切使わず、石だけで積み上げた建物になっています。

Beehive Huts

中から天井を見るとこんな感じです。

Beehive Huts

どうしても気になるのは「本当に石同士くっついていないのか?」ということ。

試しにこっそり触ってみると…「動く!!」

そして、たまに全く荷重がかかっていない石もあり、まるで”ジェンガ”のようでした。

ただ、あくまでこれらは歴史的建造物です。

あんまり堂々と触るのは控えておいた方がいいと思います(僕が言うのもなんですが…)

●場所 ビーハイブハッツ(Beehive Huts)

 

その他の遺跡

ディングル半島の遺跡

こちらはビーハイブハッツの先にある遺跡です。

ただこちらも地図上になく、残念ながら何の遺跡なのか詳しく分かりませんでした。

ここでは子羊を連れた親子が受付をしていて、入場者にはもれなく子羊にミルクをあげられるサービスとその姿をカメラやスマホで撮影してくれる特典付きです。

また簡単ではあるんですが、遺跡を見学する前に遺跡に関する説明を受けることが出来ます。

 

道路を横断する川

アイルランド最西端に続く道

この日は晴れているにも関わらず、この道だけビショビショ。

その理由は、川がこの道を横断しているから笑

たまたまそうなった訳ではなく、わざとそうしているようで、ちゃんと水が抜けるように道の端には穴が設けられていました。

 

アイルランド最西端近くのキリストの像「Cross at Slea Head」

Cross at Slea Head

こちらはアイルランド最西端近くのキリストの像。

Cross at Slea Headから見る景色

ここからはアイルランド最西端がガッツリ見えます。

 

いよいよ到着、アイルランド最西端

アイルランド最西端

ここへ入るのに受付はなかったんですが、寄付(1ユーロ)という名目で小さな箱が設置されていました。

上の写真の場所はこの場所の一番高い丘の上で、用途は分かりませんが、コンクリートで出来た小さな建物が一つありました。

そして…安定の羊の群れ。

どこにでもいるんですね笑

 

さて、厳密に言うとここはまだ最西端ではありません。

ここまで来たんだから西のギリギリまで行かないと…

景色どうこうより、”アイルランドの端っこまで行った”という事実を作りたいだけで向かいました。

アイルランド最西端

これが最西端だ!!!

もうトゲトゲしい岩だけで、なんのこっちゃか分かりませんが、何とか歩いて行けるとこまで行って撮った写真です。

まだ先に小さな島がありますが、ここから先は命を賭けないと行けないので、そこは目をつぶりましょう。

ここでは釣りをしている2人組を見ました。

地元の方でしょうか…僕が目指して来たこの場所は、この2人にとっては単なる釣りのポイントにしか過ぎないのかも知れませんね笑

●場所 アイルランド最西端

 

最西端横の浜辺(Slea Head Beach)

アイルランド最西端横の浜辺

かなり小さな浜辺ですが、人が少なく、とっても良い雰囲気で、僕がアイルランドで見て来たビーチの中で景色、雰囲気共に一番でした。

「こんな場所の近くに住んでみたい…」と思いながら、この浜辺で30分ほど休憩することに…

●場所 Slea Head Beach

 

静かなビーチ「Clogher Strand」

Clogher Strand

Clogher Strand

時刻は夕方頃になり、ビーチ近くではキャンピングカーが止まっている光景をよく見ました。

たぶんこの場所で1泊するんだと思います。

Clogher Strand

好きな場所に泊まって朝日を見てまた出発する。

うらやましい…。

●場所 Clogher Strand

 

北側の小さな村「バリーフェリター村(Ballyferriter)」

バリーフェリター・ビレッジ

バリーフェリター村

ディングルから山を挟んだ反対側にある小さな村です。

時刻は21時前でしたが、この明るさは異常ですね笑

夏の時期は、日本の夕方ぐらいの明るさがアイルランドの21時頃といった感じです。

明るさは違えど夜は夜なので、パブはたくさんのお客さんで賑わっていました。

●場所 バリーフェリター村

 

ワインストランドビーチから見る夕日と「スリーシスターズ」

ディングル半島のスリーシスターズ

”スリーシスターズ”とは太平洋に突き出た3つの山のことで、今回僕は行きませんでしたが、山に登ることも可能です。

「暗くなる前に着かないとー!!」と思ってちょっと頑張って自転車を漕いでいましたが、最後はなんだかんだでキレイな夕日で1日を納めることが出来ました。

●場所 Ballineanig

 

 

2日目…

時間が遅すぎて1日目に行けなかった有名な遺跡と、自転車ではちょっと坂がキツかったですが”コーナーパス”という場所の景色を見に行きました。

 

初期キリスト教時代の「ガララス礼拝堂」

ガララス礼拝堂

ディングル半島観光スポットの定番中の定番と言っても過言ではないと思います。

こちらは6~9世紀頃(または12世紀頃と、学者によって意見は様々なようです)に地元の農民によって建てられた初期キリスト教時代の礼拝堂で、1日目に見てきた遺跡と同様、石だけで積み上げた建物になっています。

形や状態は今まで見てきた遺跡の中で一番キレイでした。

中はみっちりと敷き詰められた石で、この晴天にも関わらず、外からの光が全く中に漏れていません(いい仕事してますね)

ガララス礼拝堂の内部

また礼拝堂の隣にある”アスク石碑”には○と+が刻まれた跡があり、アイルランドのお墓や石碑でよく見かける”ケルト十字(ケルト系キリスト教のシンボル)”の原点ではないかと言われています。

ケルト十字

ケルト十字(この写真はアスク石碑ではありません)

敷地内では礼拝堂やこの地域に関する15分ほどのショートフィルムも見ることが出来ます。

●場所 ガララス礼拝堂(Gallarus Oratory Visitors Centre)

※詳しくは こちらのサイト でご確認下さい。

 

アイルランドで最も高い山岳道路「コーナーパス」

コーナーパス

”コーナーパス”とは、南側にあるディングルの町から山を越え、北側にある”キャッスルグレゴリー”という小さな村まで続く、アイルランドで最も高い場所を通る山岳道路です。

コナーパスは、長く急な坂道が続くため、2トン以上の車両は通行禁止になっています。

そして、この場所は僕がディングル半島で一番頑張った所で、「もうやめて!!」って思うぐらいず~~っと登り坂でした。

案の定、ずっと自転車を漕いでは行けず、3分の1ぐらいは自転車を押して登りました。

コーナーパスから見る景色

北側の景色

コーナーパスから見る景色

ディングル側の景色(南側)

この道の一番高い地点には駐車場があり、その場所から北側と南側の景色を思いっきり見渡すことが出来ます。

そのまま下って北側の村にも行ってみたい気持ちはあったんですが、帰りにまた坂を登ることを考えると、さすがに行く気になりませんでした笑

ということで、登ってきた道をまた引き返すことに…

行きは半袖半ズボンでしたが、持ってきていたパーカーを一枚着て、少し寒い思いをしながら坂を下りました。

●場所 コーナーパス(Conor Pass)

 

ダンキン船着き場

実はディングル半島を自転車で走った1日目、見たかった景色を見逃していた(通り過ぎていた)ことに次の日気付き大ショック。

全然違う場所だと思っていたので、まさかすぐそばを通っていたとは思いませんでした。

ということで、ディングル半島最後の目的の場所はダンキン船着き場

たまたま泊まっていたホステルにこの場所の写真が飾られていて、それがディングル半島であると分かり、ずっと行ってみたかったんです。

ダンキン船着き場の写真

自然と人工的な道に羊、なんかそそられる写真でした。

1日目に道沿いの観光スポットは見ているので全部素通り、途中で写真を撮ることもないので、1時間半ぐらいで着きました。

ダンキン船着き場

自然の中にあるカクカクした人工的な道、このギャップがなぜか妙に惹かれるものがあります。

あと、羊がいてくれれば100点満点なんですけど、そんなタイミング良くは見られないですね笑

この道に羊がいる光景は、羊たちを違う牧草地に移動させる時期にしか見られないようです。

ただこの道を羊が通るということは、羊が船に乗るということなので、なんか想像出来ないですね。

ダンキン船着き場

この道に羊がいたら完璧でした

こちらの船着き場は現役で使われていて、ここから船で30分ほど離れた所にある島”ブラスケット島”に行く船が出航する場所にもなっています。

 

船着き場の受付

ダンキン船着き場の受付

かなり簡易な小屋でやっているんだなぁと思いましたが、こちらがブラスケット島行きのチケットを購入できる受付です。

島行きの船はディングルの中心地からも出ているんですが、ダンキンから行く方が島からの距離が近いこともあり料金は安くなっています。

ブラスケット島は、かつて人が住んでいましたが、現在は無人島になっています。

例えるなら日本で言う”軍艦島”のような存在でしょうか。

ダンキン船着き場

僕がここに来た日も、ブラスケット島に行く人達が、この船着き場で船が来るのを待っていました。

 

※住民が暮らしていた痕跡を残しながら無人島になった「ブラスケット島」については ブラスケット島で見る美しい自然と、かつて200人が住んでいた住居跡 で詳しく書きました。

ブラスケット諸島

ブラスケット島で見る美しい自然と、かつて200人が住んでいた住居跡

2017年8月12日

 

 

船着き場に書かれた「Tomas Keane」の意味

ダンキン船着き場

”Tomas Keane”とは1人の男性の名前。

1976年8月のある夜、彼はこの船着き場から小さなボートで魚釣りに出かけ、そのまま帰らぬ人となりました。

彼の身に何が起きたのか、真相は分からないままのようですが、あの日突然消えてしまった彼のことを忘れないよう、彼の名前をこの船着き場に残しているそうです。

●場所 ダンキン船着き場(Dunquin -Blasket Island Ferries)

 

天空の十字架を目指す「ブランドン山」

ブランドン山

”ブランドン山”は、僕がディングル半島に行きたいと思うキッカケになった場所で、ここへは自転車観光とは別の日に訪れました。

登山道には目印として十字架がいくつも立てられていて、山頂では特大の十字架とそこから見下ろすディングル半島の美しい景色が待っています。

所要時間は1時間20分ほどで、天候によってキレイな景色が見られない場合もありますが、個人的にはディングル半島の中でも、特におすすめしたい場所です。

 

※ブランドン山については ディングルの町から車で1時間、天空の十字架を目指す「ブランドン山」で詳しく書きました。

ブランドン山の十字架

ディングルの町から車で1時間、天空の十字架を目指す「ブランドン山」

2017年8月2日

 

 

ディングル半島を自転車で走ってみた感想

ディングル半島

自転車でアイルランドを観光するのは今回で2回目。

前回も思いましたが、道はシンプルで町を抜ければ大自然、アイルランドと自転車の相性は抜群です。

また、車のドライバーは慣れているのか、自転車に配慮した運転をしてくれて、危険を感じるような幅寄せや無理な追い越しなど、ほとんどありませんでした。

機会があれば、またディングル半島を自転車で走ってみたいと思います。

 

最後までありがとうございました。

それでは、また!!

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ABOUTこの記事をかいた人

高校を卒業してから、そのまま就職。12年間働いていたが、そんな自分の人生に疑問を覚え、30歳前にして何の計画もないまま会社を辞め、海外に行くことを決意。理想の人生を強烈にもがきながらも追い求めています。そんな僕が、このブログを通して海外の魅力、文化、役に立つ情報など発信したいと思います。