ベルファストに来たなら必ず行くべきおすすめ観光スポット16選

ジョージ・ベスト

北アイルランドで最大、そして最も人気がある都市「ベルファスト」

北アイルランド第2の都市「デリー(ロンドンデリー)」と同じく、ベルファストも北アイルランド紛争において重要な拠点となっていたため、その痕跡が多く残されている町でもあります。

また、映画「タイタニック」に登場する豪華客船が製造された場所としても有名で、この町にはそれらにまつわる観光スポットが多くあり、毎年たくさんの観光客が訪れる人気の理由となっています。

今回は、そんなベルファストの観光スポットを紹介したいと思います。

 

※上の写真の人物は、ベルファスト出身のサッカー選手で、この町の英雄「ジョージ・ベスト」です。

 

 

 

タイタニック・ベルファスト

タイタニックミュージアム

Titanic Belfast

ベルファストに来たなら、ここに行かない人はいないでしょう。

入場料は大人18ポンドと安くはないですが、タイタニックの製造工程や構造、豪華客船ならではの船内、タイタニックに関わった人々など、ここに来ればタイタニックの全てが分かります。

博物館の前には、タイタニックを製造した造船会社が造ったSSノマディックというフェリーが展示されていて、こちらの見学もミュージアムのチケット代に含まれています。

所要時間は博物館とフェリー見学を入れると3時間ほどかかり、閉館ギリギリで出てしまうとフェリーの見学時間が終わっていることがあるので気を付けて下さい。

個人的には3Dで再現された迫力ある船内の映像、また当時と同じように再現された超豪華な一等船室や、貧しい移民が泊まっていた三等船室などがとても見応えがありました。

●場所 タイタニックミュージアム

 

※タイタニック・ベルファストについては タイタニック・ベルファストで知るこの町の造船の歴史と関わりある人々 で詳しく書いています。 

タイタニック造船中の写真

タイタニック・ベルファストで知るこの町の造船の歴史と関わりある人々

2018年1月20日

 

 

タイタニックドック&ポンプハウス

タイタニックミュージアム

Titanic’s Dock &Pump-House

タイタニックミュージアムから10分ほど歩けば、タイタニックが製造された長さ259メートル、幅39メートル、深さ13.4メートルのドックがあります。

ここでは大きな水門の開閉の仕組み、その他様々な役割を果たしていたポンプ室も見学することが出来ます。

今は海底にある100年以上前のタイタニックが、実際にこのドックにあったんですね。

タイタニックが初めて海に出た最初の場所、始まりの場所です。 

●場所 タイタニックドック&ポンプハウス

 

ベルファスト・シティホール

ベルファスト市役所

Belfast City Hall

1906年に建てられた町の市役所は、ベルファストのシンボル的存在。

敷地内の中庭は広く、市民の憩いの場として使われていて、建物内のホールや会議室などは無料のツアーで見学が可能です。

また、中庭には1912年に起きた「タイタニック沈没事故」の犠牲者(1500名以上)の名前が刻まれた記念碑が建てられています。

ベルファスト市役所

クリスマスバージョン

クリスマスやバレンタインなどのイベント時には、キレイなイルミネーションなどが飾り付けられ、普段とはまた違った姿を見ることができます。

●場所 ベルファスト・シティ・ホール

 

ザ・ビッグ・フィッシュ

ベルファストにある記念碑

The Big Fish

長さ10メートルの大きなサーモン。

この記念碑の側を流れるラガン川の再生と、その歴史的重要性を祝うため1999年に造られました。

記念碑の表面には、ベルファストの歴史に関するイラストや写真が多く描かれています。

●場所 ザ・ビッグ・フィッシュ

 

アルバート記念時計台

ベルファストにある時計台

Albert Memorial Clock Tower

1865年にヴィクトリア女王(イギリス)の夫で、若くして亡くなった「アルバート王子」の記念碑としてこの時計台は建てられました。

1992年にはカトリック系住民による武装組織「IRA」によって爆破され大きく破損しましたが、その後修復されました。

●場所 アルバート記念時計台

 

カスタムハウス

ベルファストのカスタムハウス

Customs House

庁舎として使用されているこの建物の前の階段は、かつて、宗教、政治、社会などに関する抗議や演説を一般人が出来る貴重な場所として長く使用されていました。

現在では、その時の様子を再現するように「The Speaker(ザ・スピーカー)」と名付けられた銅像が建てられています。

ベルファストにある銅像

The Speaker

●場所 カスタム・ハウス

 

セント・ジョージ・マーケット

ベルファストにあるマーケット

St. George Market

金・土・日曜日のみオープンしているマーケットで、曜日ごとにお店の内容が変わります。

金曜日は、果物、野菜、骨董品、本、衣類、魚など、様々な製品を販売する248の屋台が並びます。

ベルファストにあるマーケット

土曜日の様子

土曜日は、肉、魚、チーズ、コーヒー豆、オーガニック製品や幅広い地方の特産物、また世界中の専門食品、工芸品、花、写真、陶器、ガラス、金属工芸品などが並びます。

日曜日は、金曜と土曜のお店が混在し、地元バンドによる生演奏が行われることがあります。

生演奏の様子

生演奏の様子

僕が訪れたのは土曜日でしたが、この日もバンドによるライブが行われていました。

●場所 セント・ジョージ・マーケット

 

アルスター国立博物館

ベルファストの博物館

Ulster Museum

4階建ての大きな博物館の中には、芸術、歴史、自然などに関する資料や展示物が数多く並べられていて、じっくり見ていると2時間ぐらいはあっという間に過ぎてしまいます。

アルスター国立博物館内

昆虫や動物の標本、恐竜の化石などもあり社会見学にもよく利用されているので、小さな子供を連れて行っても楽しめるはずです。

またこの地域ならではの「北アイルランド紛争」に関する資料も多く展示されています。

博物館への入場は無料で、かなりレアな展示物も多く扱っているので、北アイルランドの歴史を知る上でも、とてもオススメできる場所です。

●場所 アルスター国立博物館

 

※北アイルランド紛争については 北アイルランド観光するなら絶対知っておきたい重要な歴史 で詳しく書きました。

北アイルランドの壁画

北アイルランド観光するなら絶対知っておきたい重要な歴史

2017年11月21日

 

 

植物園とパームハウス

ベルファストにある植物園

Belfast Botanic Gardens and Palm House

アルスター国立博物館の周りには、緑豊かな植物園(ボタニックパーク)が広がっていて、たくさんの木々と花があるその公園内には、パームハウスが建てられています。

ベルファストにある植物園

パームハウス内

全面がガラス張りになっているパームハウスは、太陽の熱を閉じ込め、外気の侵入を防ぐことにより一定の温度や湿度を保つことが出来るため、建物内では熱帯地域特有の植物が育てられています。

公園およびパームハウスへの入園は無料。ゆっくり散歩するのに最適の場所です。

●場所 ボタニック・ガーデンズ

 

クイーンズ・ユニバーシティ・ベルファスト

ベルファストの大学

Queen’s University Belfast

1845年に建てられた歴史ある大学。

大学内の一部が見学可能ですが、ロビーや売店などだけであまり多くはありません。

ただ外観や敷地内はとてもキレイなので、写真撮影にはうってつけの場所です。

ちなみに夜は建物がライトアップされて、昼間とはまた違った美しさがあります。

●場所 クイーンズ・ユニバーシティ・ベルファスト

 

デューク・オブ・ヨーク・ベルファスト

ベルファストのパブ

Duke of York Belfast

古風で素敵なアイリッシュ・パブが立ち並ぶ一帯。

ここに来ればギネスビールやアイリッシュ・ウィスキーを片手にアイルランドの雰囲気を思いっ切り感じられるはずです。

ベルファストのパブ

特に週末は、お店の中はもちろん外側に置かれているベンチにもお酒を片手に語り合うお客さんで溢れています。

またパブは一軒一軒特徴的な内装で、まさにイメージ通りの「アイリッシュ・パブ」そのもの。

ベルファストにある壁画 ベルファストにある壁画

また、この場所の一角にはアイルランドや北アイルランドの著名人たちが全面に描かれた壁画があり、これを見るためだけでもここに来る価値はあります。

●場所 デューク・オブ・ヨーク

 

インターナショナル・ウォール

ベルファストにある壁画

The International Wall

ベルファストにはたくさんの壁画がありますが、一番有名な壁画と言えば、まずこの場所が最初に上がるはずです。

ベルファストにある壁画

カトリック系住民とプロテスタント系住民の地域を分ける長さ数百メートルの壁には、北アイルランドのみならず、世界中の政治問題や戦争、差別などに関する絵やメッセージがびっしりと描かれています。

壁画を描く人

壁画は時が経てば、また新たなものへと描き直されるため、その時その時で違った絵が見られるようです。

僕が訪れた時も1人の男性が新たな絵を描いている最中でした。

●場所 インターナショナル・ウォール

 

※イギリスによるアイルランド支配が”北アイルランド”という土地を生み出しました。その歴史については アイルランドからアメリカへ~アイルランド移民の歴史について~ で詳しく書きました。

昔のニューヨーク

アイルランドからアメリカへ~アイルランド移民の歴史について~

2019年3月23日

 

ピース・ウォール

ベルファストのピース・ウォール

Peace Wall(カトリック系住民の地区側から)

頑丈なコンクリートに鉄板、さらにその上にフェンス。

周りの家よりも高くそびえ立つこの壁は、カトリック系住民とプロテスタント系住民の地区を分け、互いの地域からの投石などによる被害を防ぐ目的で設置されました。

「ピース・ウォール」と名付けられたこのような壁は、この町の至るところに設置されていますが、その中でも上の写真に写るこの地域は、多くの観光客が訪れる有名な場所となっています。

ただ、壁は静かな住宅街の中にひっそりとたたずんでいて、この場所は観光地化されているわけではありません。

壁の近くに住む住人達がこの壁について、今どのように思っているのかは分かりませんが、この場所に住む住人の横で写真を撮るのは少し引き目を感じました。

ベルファストにある慰霊碑

Clonard Martyrs Memorial Garden

住宅街の一角には、北アイルランド紛争で犠牲となったカトリック系住民を悼む慰霊碑(ハイ・クロス)があり、壁には彼らの名前や写真が飾られています。

今回僕はカトリック系住民の地区からしかこの壁を見ませんでしたが、プロテスタント系住民の地区でも同じように紛争で犠牲になった方がたくさんいます。

数十年前には激しい紛争が行われていた地域ですが、今はとても静かで平和な場所でした。

●場所 ピース・ウォール

 

※北アイルランド紛争については、北アイルランド観光するなら絶対知っておきたい重要な歴史 で詳しく書きました。

北アイルランドの壁画

北アイルランド観光するなら絶対知っておきたい重要な歴史

2017年11月21日

 

※ベルファストと同じように紛争の重要な拠点となった北アイルランド第2の都市「デリー(ロンドンデリー)」については ロンドンデリーに来たなら必ず行くべきおすすめ観光スポット14選 で詳しく書きました。

ロンドンデリーの壁画

ロンドンデリーに来たなら必ず行くべきおすすめ観光スポット14選

2017年11月27日

 

 

ナルニア国物語

ナルニア国物語の本

The Chronicles of Narnia

ナルニア国物語とは、イギリスの文学者C・S・ルイスによって書かれた子供向けの小説で、2005年には実写映画化もされた世界でも人気の作品です。

C・S・ルイスは1898年に北アイルランドのベルファストで生まれ、幼少期をこの場所で過ごしていました。

そのためベルファストには彼や彼の最大の作品でもあるナルニア国物語に関する壁画や記念碑がいくつかあります。

 

C・S・ルイスの銅像

C・S・ルイスの銅像

C・S・ルイスとタンス

小説や映画を見た人ならこの写真を見てすぐに気が付くと思いますが、ナルニア国物語は、子どもたちがかくれんぼしている最中、偶然隠れた洋服タンスの中で自分達のいる世界とは全く異なる世界を見つけたところから話しが始まります。

そして、そのタンスの中で見つけた世界こそがナルニア国!!

洋服タンスは子どもたちが暮らす現実世界からナルニア国へと続く入り口になっていたんです。

実際には、C・S・ルイス自身が登場するシーンはないんですが、ベルファストでは作者自身が別の世界へと続くタンスを開く姿が銅像になっています。

 

その他の登場キャラクター

ナルニア国物語に登場するキャラクター

ビーバー夫婦

ナルニア国物語に登場するキャラクター

半神半獣のフォーン、タムナス

これらの銅像があるのは、ハリウッド・アーチズ図書館の前とその隣の公園内です。ベルファスト中心地からは少し離れますが、ナルニア国物語のファンならぜひ寄ってみて下さい。

●場所 ハリウッド・アーチズ図書館

 

ナルニア国物語の2つの壁画

ナルニア国物語の壁画

●場所 ナルニア国物語の壁画

ナルニア国物語の壁画

●場所 ナルニア国物語の壁画 

※こちらの壁画は少し分かりにくい場所にあるので、近くまで行ったら現地の方に尋ねた方がいいかも知れません。

 

※北アイルランドにはナルニア国物語に登場する城のモデルとなった アイルランドで最もドラマチックな場所にある「ダンルース城」もあります。

北アイルランドのダンルース城

アイルランドで最もドラマチックな場所にある「ダンルース城」を観光

2017年12月9日

 

 

ケーブ・ヒル・カントリー・パーク

Cave Hill Country Park

Cave Hill Country Park

ベルファストの町を一望出来る場所と言えばここ「ケーブ・ヒル・カントリー・パーク」です。

公園内には、ハイキングコース、洞窟、遊具などがあり、近くにはベルファスト動物園もあるので子供連れでも楽しめるはずです。

場所はベルファストの中心地からバスで30分、そして頂上の丘まで登るのに20~30分ほどかかります。

Cave Hill Country Park

切り立った丘から見下ろすベルファストの景色はとても美しく、自然が好きな方や町の観光に飽きた方には打って付けの場所です。

●場所 ケーブ・ヒル・カントリー・パーク

 

ベルファスト城

ベルファスト城

Belfast Castle

12世紀末、ノルマン人がベルファスト中心地に建てたものが初代のベルファスト城で、その後、城はアーサー・チチェスター男爵が邸宅として使用していましたが、1708年に起きた火事により焼失します。

ケーブ・ヒル・カントリー・パークの自然の中にあるこの立派なお城は、アイルランドの貴族である第3代ドニゴール侯爵によって1870年に建てられものになります。

●場所 ベルファスト城

 

ジョージ・ベストについて

このブログの始めの写真に写る人物「ジョージ・ベスト」(1946~2005)は、サッカーの名門クラブ「マンチェスター・ユナイテッド」で最も活躍した選手の1人と称えられ、ベルファストのみならず北アイルランドにおいてもヒーロー的存在でした。

彼はプロテスタントの出身でしたが、彼自身はそのことについてあまりこだわってはいなかったそうです。

その事もあってか、彼はプロテスタントの中だけではなく、カトリック系住民からの人気もあり、彼が活躍すれば皆が喜び、そこには政治や宗教の区別は存在しませんでした。

彼の生前の時代は、ベルファストはもとより北アイルランドの情勢がとても不安定だった頃。

そんな時代にも関わらず彼の活躍や存在は、両者をひとつにまとめる大きな力となっていました。

彼の名前や姿がベルファストにある壁画や空港名にも使用されていることから、彼が残した功績が現在でも称えられているということが分かります。

 

最後に

タイタニックの壁画

かつては紛争で観光どころではなかったこの町も、徐々に平和を取り戻し、現在では多くの観光客が訪れる人気の町になっています。

ただ、今でも「ピース・ウォール」という名の両者を分ける高い壁がいくつも残り、両側を行き来するため設けられている門は、夜の間閉ざされます。

「あなたはカトリックですか?それともプロテスタントですか?」「プロテスタントの友達はいますか?」「お互いをどう思っていますか?」などなど、気になることは山ほどありますが、簡単に聞けるような質問ではありません。

そこで、ベルファストでは北アイルランド出身者がドライバー兼ガイドを務めるタクシーツアーがあります。

英語が必須にはなりますが、現地の方がガイドならより詳しく、また一般人に対しては、なかなかしづらい質問も出来きるようです(僕は参加しませんでしたが、知り合いが参加していました)

 

個人的には、ベルファストは北アイルランドで最後に訪れた町。

紛争の悲しい歴史とその後の平和、タイタニックの栄光と悲劇などなど、たくさん学び知ることが出来ました。

陽と陰の観光スポットが混在するベルファスト。南アイルランドとはまた違った雰囲気を味わえますが、やっぱりここもアイリッシュの町、パブではお酒と音楽が溢れていました笑

 

最後までありがとうございました。

それでは、また!!

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ABOUTこの記事をかいた人

高校を卒業してから、そのまま就職。12年間働いていたが、そんな自分の人生に疑問を覚え、30歳前にして何の計画もないまま会社を辞め、海外に行くことを決意。理想の人生を強烈にもがきながらも追い求めています。そんな僕が、このブログを通して海外の魅力、文化、役に立つ情報など発信したいと思います。