海外治験に参加し報酬28万円をゲットした時の体験談。

お金

バックパックを背負いアイルランドを旅していた頃…

バッパーでスマホをいじっていると、なぜか色んなサイトにやたらと出てくる「治験参加者募集」の広告。

 

「んん?…治験ってなんだ…??」

 

Google先生で「治験とは」を検索し、そこで初めて「治験」というものを知りました。

 

 

 

治験とは

治験とは、まだ世に出ていない開発中の新薬を健康な状態の人間に投与し、その効能や安全性(副作用を含め)を確かめる人体実験です。

そして、その実験を無事終了できた参加者には「負担軽減費」や「謝礼金」という名の「報酬」が支払われます。

新しい薬の開発に協力することが、その病気で苦しむ人達の治療に活かされる可能性があるため、体を張った「ボランティア」といえます(良く言えばです…)

 

 

治験を行なっている施設のウェブサイトに登録

まず始めに僕が行なったのが、治験を行なっている施設のウェブサイトに登録することでした。

登録した施設から指定されていた時間に電話があり(日本人)、そこで生活習慣や病歴などに関するアンケートを受けます。

このアンケートは今回行なう治験の参加基準を満たしているかどうかの確認のためで、基準を満たしている場合は施設に行き治験前の事前検査(⇐これに受からないと治験を受けられない)を受けることが出来ます。

後日、施設から「治験参加基準を満たしている」とのメールがあり、治験が行なわれているベルギーの施設に行くことが決まりました。

 

 

治験を受けるためベルギーに到着

ベルギーのブリュッセル

治験がなければ、今後の僕の人生で行く事はなかったであろう国「ベルギー」に到着。

軽く町を散策し、次の日に行なわれる事前検査に備え予約していたバッパーで1泊です。

 

事前検査前は飲食物の制限が色々とありました。(柑橘類、アルコール、コーヒーなどの摂取禁止など)

 

 

施設に到着、今回の治験に関する説明を受ける

施設に到着後、治験担当の方から今回の治験に関する詳しい内容が説明されます。

 

●治験の目的

●治験薬に関する情報

●起こり得る副作用

 

などなど。

 

…やっぱり気になるのが副作用。

 

僕が投与される予定の薬は動物実験を終え、すでに治験薬として何度か人に投与されているもので、今回が初めて人に使用されるというわけではなかったんですが…

 

副作用は必ず出るというわけではなく、出る可能性があるということ。

これまで出ていなかった副作用が今回の治験で出るかも知れない、そして、それらの副作用の中には生命を脅かすものがある可能性もあるということ…

 

めっちゃこわいっす。

 

あくまで「可能性がある」ということなんですが、それが1%なのか0.001%なのかは分かりませんが、内容がやっぱりコワイですね笑

僕の場合はどうしても治験を体験したく、やる気満々で来たので、辞退するという考えは全くなかったんですが、こういった説明や副作用を知り、治験参加を辞退する人も少なくないようです。

 

(海外治験の場合は、はるばる遠くまで治験を受けにくるので、よっぽど何か無い限り辞退する人はいないと思いますが…)

 

 

治験前の事前検査を受ける

病院の検査

事前検査は、心電図、血圧、心拍数の測定、尿、血液検査など、よくある健康診断と同じような内容でした。

ただこの検査が意外と厄介で、測定して出た数値が少しでも基準から外れていると治験に参加出来なくなるんです。

 

今回の治験のため施設に集まったのが全員で6人でしたが、その内3人はこの検査で不合格になり、治験を受けることが出来ませんでした。

僕はというと事前検査の数日後、「検査の結果、治験への参加が可能」とのメールを受け取り、無事施設への入所が決まりました。

 

 

どんな人が治験にくるの?

日本人

海外治験に参加する人とは、いったいどんな人達なのか…

 

今回僕が参加した治験に集まったのは6人の日本人(日本人を対象に実施された治験です)

その中で定職に就いていた人は1人。この方はイギリスで仕事をしていると言っていました。

 

6人中3人(僕を含め)は、旅の途中の人(自称旅人)

実は旅人が旅の途中で治験に参加するというのは、そこまで珍しいことではないようです。

 

治験は、旅の資金を稼ぎたい旅人(自由な時間はたくさんがあるので)にとって打って付けの手段なんですね。

やっぱり現実問題、どれだけ貧乏旅行をしていてもお金は減っていくものなので…泣

 

その他は休職中の人。

今回の治験で出会った人の中にも休職中の方がいました。

年齢は30代半ば、海外の専門学校に入学する前の空いた期間を利用して治験に来たんだそうです。

こういった方も時間はたくさんあるので、治験参加に向いていると思います。

 

 

治験界のベテラン(通称 ”チケラー”)

カッコいい男性

僕は今回初めて治験に参加し、治験で稼ぎまくる治験のプロ、通称 ”チケラー”と呼ばれる人の存在を知りました。

なんでもチケラーの方は複数回治験に参加していることはもちろん、全国各地で行なわれている治験の情報にもとても詳しいんです。

 

今回参加した治験の中にも1人チケラーの方(本人が「チケラーです」と言っていたわけではありませんが笑)がいて、この施設にくるのも2度目だったようです。

しかし、今回は残念ながら事前検査でひっかかり、治験を受けることが出来ませんでした。

 

ちなみにちょっと気になり、施設のスタッフに「ここに何度も治験を受けに来る人っているんですか?」と聞いたところ、「いますよ」という答えが返ってきました。

 

世の中には、治験で稼ぎまくるプロフェッショナルがまだまだいるようです。

 

 

いよいよ12泊13日の治験がスタート

さぁ、いよいよ待ちに待った?12泊13日に及ぶ治験がスタートです。

 

 

施設内はどんな感じ?

治験を行なう施設ですが、正直に言ってめっちゃ快適でした。

治験がこれで3回目である旅人の方によると、この施設は今まで入った中でも1番良かったそうです。

 

施設には日本人以外にも治験を受けているボランティアの方(外国人)がいるので、施設内にはそれなりに人数がいましたが、混雑するとか、ストレスを感じるほどではありません。

 

基本的に移動出来る範囲は施設内の1フロアーのみですが、その中にはパソコンやゲーム機などが多く設置してあり自由に使えます。

その他、映画のDVD、雑誌、マンガ本(日本人のため日本語のものも多くあります)、ボードゲーム、ビリヤード台、そして施設内はWi-Fiが飛んでいるので自分のパソコン、携帯がいつでも使用可能です。

 

ちなみに勝手に外出は出来ません。そのため、長い期間入所するボランティアの場合はスタッフ同伴で、たまに施設外へ散歩に連れて行ってくれます笑

12泊13日の期間中、僕が外に出たのは3,4回ぐらいで、時間も1回20分程度。激しい運動は禁止なので、本当にゆっくり歩く散歩です。

 

期間中、1番多くの時間を過ごした寝室は広々とした6人部屋(日本人のみ)でした。

安宿、バッパーのドミトリーで日々過ごす旅人からすると、この相部屋は控えめに言ってめっちゃ快適だと思います。

 

もちろんキレイなトイレ、シャワールームも完備です。

 

 

施設内の食事は?

料理

1日3食、決められた時間にキッチリ用意してくれる食事は、施設内にある厨房で専属スタッフが毎日調理していました。

さすがに和食はありませんでしたが味は美味しかったです。献立表もあり、期間中どんなメニューがでるのか知れるのも楽しみなところでした笑

 

治験結果に影響しないよう、出された食事はすべて完食すること、もしくは一定量を食べないといけません。そしておかわりもなしです。

 

 

どのような治験、診察を受けたのか?

僕が服用した治験薬は、口から水と一緒に飲み込む「飲み薬タイプ」で、期間中複数回服用しました。

 

治験薬の種類は様々で飲み薬のほか、血管から直接入れる点滴タイプのものもあります。

 

副作用の確認のため全身の皮膚検査、検査用のための採尿、そして期間中30回はあった採血。

針を刺す場所は変えてくれたりはしますが、何度もやっているとまぁまぁ痛くなってきます。

 

担当医は皆外国人で会話は英語でしたが、使うのは簡単な英語のみ。

検査も毎日同じような内容で特にこちらがやることはなく、施設内には日本人スタッフもいるので言葉が分からない場合や緊急時も対応してくれるので安心でした。

 

 

治験終了

昼寝する人

治験中は特に副作用もなく、12泊13日の及ぶ入院が終了。

それから約3週間後にもう一度施設に行き最後の検査、そして治験薬の最終服用から約1ヶ月後に確認のための電話を受け、今回の治験が終了となりました。

 

 

気になる報酬は??

お金

気になる報酬はアイルランドからの交通費(支給されます)を含め、2320ユーロ。

当時の相場で28万円でした。

 

 

初めて治験を受けてみた感想

世の中には「楽して稼げる、簡単に稼げる」といった怪しい言葉がありますが、治験はまさにこれらの言葉にピッタリの内容で、実際に楽して簡単にお金が手に入りました。

 

治験を受け、報酬を得ることが悪いとは思っていません。

他人に迷惑が掛かっているわけでもなく、むしろ新薬の開発に協力していることを考えると社会貢献、まさにボランティアです。

 

僕はこの治験後、あまりの快適さと楽にお金が手に入ることに味をしめ、ヨーロッパにいる期間中ほかの場所で行なわれている海外治験はないのか調べまくっていました。

 

でも、ふと我に返った時、「たぶんこれを続けたら、ダメ人間になる…」と思い、今回を最初で最後の治験にすることに決めました。

 

今回、海外治験に参加し報酬を得たことは素直に嬉しかったですが、こういう「お金の稼ぎ方」は、続けても自分のためにはならないなぁと個人的には思いました。

 

が…なにはともあれ、人生の中でまた1つおもしろい体験が増えたのは事実です笑

 

治験ついでにベルギーを観光できたこと。

そして、治験で知り合った旅人の方と、本当にたまたま「チェコ」のバッパーで遭遇し、町のBARで一緒にビールを飲み倒し、記憶を飛ばしたのも今では良い思い出です。

 

 

最後に

僕の友人の中にも、ニュージーランドで初めて治験を受け、そこからイギリス、アメリカと治験を受けに行ったツワモノ(僕はチケラーと呼んでいます)がいます笑

 

あくまで治験に参加するのは個人の自由。

参加したい方は事前にしっかり説明を聞き、リスクを考え、挑戦してみて下さい。

 

 

最後までありがとうございました。

それでは、また!!

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ABOUTこの記事をかいた人

高校を卒業してから、そのまま就職。12年間働いていたが、そんな自分の人生に疑問を覚え、30歳前にして何の計画もないまま会社を辞め、海外に行くことを決意。理想の人生を強烈にもがきながらも追い求めています。そんな僕が、このブログを通して海外の魅力、文化、役に立つ情報など発信したいと思います。