エニスとアイルランド音楽
エニスはアイルランドの伝統音楽が盛んな町で、毎年5月にはフラー・ヌア(Fleadh Nua)という全国規模のアイルランド伝統音楽のフェスティバルが開催されるほどです。
しかし、それよりも歴史が古く、毎年8月下旬に開催される大きなアイルランド伝統音楽の祭典があります。
それが今回僕が行ってきたフラー・キュール(Fleadh Cheoil)という名のフェスティバルです。
この祭典は1951年にマリンガーという町で始まり、これまでにアイルランド国内の様々な町で開催されてきました。
現在、その規模はどんどん拡大していて、アイルランド国内問わず、アメリカ、カナダ、イギリスなどからの出演志望者の数も増加しています。
そんなビッグイベントが去年の開催地エニスで、引き続き今年も開催されるということで行ってきました。
厳密に言うと、その時僕が泊まっていた宿のオーナーが「デカい祭りがあるから絶対行った方がいいよ!!ぜったい!!」
と、めちゃめちゃ押してきたので、「ほんなら行ってみよかな…」ぐらいのテンションで向かいました…が!!
本当に行って良かったですッ!!めっちゃ良かったッ!!
町はお祭りムード全開

めちゃめちゃ人がいる!!
もうメインストリートの人の数は凄すぎました。
アイルランドに来て、これだけの人の数を見たのが始めてで、それだけでかなりテンション上がりました笑
まぁ人が多いところなんてどこにでもありますからが、一番驚いたのはストリートでパフォーマンスしている人の数とそこで演奏されている音楽の数々。

写真はほんの一部で、小さな子供からおじいさんまで、ストリート、お店の中、とにかく町の至る所で楽器が演奏されています。
また、楽器の演奏だけではなく、音楽に合わせてアイリッシュダンスを披露している方もたくさんいました。

どこを歩いていても音楽が聞こえてきます。そして、その音楽がホントに心地良いんです。
演奏している方達もそうですが、自然と足踏みしてしまうようなテンポとリズムで楽しい気分になるそんな音楽なんです。
今までアイリッシュ音楽やケルト音楽など、そんなに関心がなかった僕でしたが、この祭りに参加して一気に好きになりました。
※アイルランドの音楽やアイルランド出身のアーティストについては アイルランドの音楽について、僕なりに語ってみたいと思います。 で詳しく書きました。
フェスティバル中に行なわれる様々なイベント

実はこのフェスティバルは9日間もあり、その期間中には若い世代をメインにした演奏会や有名ミュージシャンのライブなど様々なイベントが行われます。

また音楽コンクールとしての一面もあり、毎年多くの出演者が優勝を狙い競い合っています。
ただ、メインステージで演奏が行われていても、路上やお店での演奏が止むことはありません。常にどこかしらから音楽が流れていました笑

演奏しながら団体で行進
最後に
正直こんな素晴らしいフェスティバルと思っていなかったので、驚きと感動と楽しさでいっぱいの1日でした。
すごく印象的だったのが、楽しげな音楽が流れ出すと、見ている人達がステップを踏み出したり、その場で踊り出したり、大人も子供もみんなノリノリだったこと笑
それが凄く微笑ましい光景で、見ているこっちも楽しい気分になりました。
小さい頃からずっと聞いてきた音楽ですもんね、日本で育った僕でも自然と足踏みさせられてしまうぐらいですから笑
また来たい、また聞きたいと思う、エニスはそんな音楽の町でした。
最後までありがとうございました。
それでは、また!!
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